修猷生の海外研修旅行について

 昨年に引き続き西海岸で行われた修猷館アメリカ研修旅行は無事に終わりました。
今回は江口善雄新館長、辻秀孝国語科教諭、鈴木須美子保健体育科教諭が引率でした。
 
8日間の研修でまず前半は北カルフォニアでは九大関係の仕事をされている松尾正人(S30)先輩のお世話で,シリコンバレー中心でIT関係企業に関わっている方々からの企業精神の話を伺い、またスタンフォード大学での討論会ではルース前駐日大使との討議の機会を設けて戴き、生徒たちはかなり刺激を受けたようです。
 
 後半、我々の南カルフォニアでは懇親会が中心で、生徒達と先輩連中との楽しい交じり合いができました。会場では私が少し日本とアメリカの医学教育の比較と、昨年行った南三陸町志津川病院での医療支援の話をし、その後、生徒、OBの自己紹介がありました。
何といっても、生徒たちにとっては、アメリカで活躍している先輩からの話が最も興味があるようでした。
OBからは後輩への訓示も飛んでいました。
 
 その後, LAで旅行業者をしている山田君哲義君(S49)による日米博物館案内、池田紀子さん(S63)が卒業したUSC法学部見学、羽田隆弘君(H2)からのトーランス市にある日産本部で企業訴訟問題、San Diegoでミヤンマー難民救済事業で活動している樺島那央さん(H12)の話があり、フィナーレはLA Angelsの野球観戦でした。
 
 懇親会では、生徒の共通の話題はやはり英語の問題でした。かなり英語に自信があった生徒達も、全く通じなかったとショックを受けていました。
日本で勉強した英語と、現地での英語の違いです。
日本で生きた英語に接する機会の少なさの問題だと思います。
言葉はただのツールなのですが、やはり意見の交換が自由にできないのは、大きな問題です。
日本で英語で話す機会、場所を増やす必要を感じます。
 
 来年の計画はまだ出来ていません。
たしかに、この研修旅行はユニークで、学生達にとっては、彼らの将来にも影響するようなプログラムですので、NYを中心とした東海岸にバトンタッチするのか、西海岸で半永久的に続けるかは、これから皆と相談して決めるつもりです。
 
 私事ですが、再度の要請があり、一カ月だけの約束で、南三陸町志津川病院米山病棟で8月一杯勤務します。
何しろ宮城県有数の過疎地での単身赴任は大変なのですが、少しでもお役に立てればやり甲斐があります。
この11月には新病院が開設しますから、彼らの4年間に渡る南三陸町診療所、米山町にある仮設病棟の2重生活にも終止符が打てます。
あと少しの辛抱です。
 
(S36年卒、米国カルフォニア在住) 永川文一

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